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【おすすめ】一眼レフカメラに最適な間違いないSDカードの選び方保存版!

カメラ購入の予算を組むとき、優先順位的に甘く見られがちなのがSDカード。

SDカードって結局はどれを使っても写真を記録することはできるので、値段の安いSDカードで済ましてしまわれているのではないでしょうか?

写真を撮る上で、一番大切なのは撮影した写真そのものです。

その大切な写真を保存する媒体であるSDカードはとてもカメラの中で重要なパートです。ですが多数のメーカーや種類があってどれを買えばいいのかが意外とわかりづらい・・・。

SDカードを詳しく紹介したサイトを見てみてもスペックをだーっと書いただけのページが多く、機械が苦手な方からするとどこをどうみればいいかわかりません。

ということで誰でもわかるSDカードの選び方のポイントを紹介。

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  1. SDカードの種類・容量
  2. どのくらいの転送速度が必要か
  3. 信頼性のあるメーカー選び

この3つのポイント重点にSDカードの選び方を解説していきます。

SDカード種類

SDカードは3種類の規格があります。

  • SDカード
  • SDHCカード
  • SDXCカード

なんとなくSDカードの種類があるなぁーって程度しか知らない人がたくさんいるとは思いますが、この規格に関しては特に気にしなくていいです。

なぜならこの規格はSDカードの容量で分けられているだけだから。

SDカードの種類

  • SDカード:2GBまで
  • SDHCカード:4GBから32GB
  • SDXCカード:64GBから2TB

たとえば16GBの容量のSDカードを購入すると必然的にSDHCカードを購入することになるということです。

なのでこの3種類の規格。『SDHCだからどうなの』っていうわけではなくSDカードの容量で分けられているという認識でOK です。

規格によって対応しないカメラがあるので注意!

最近のカメラはほとんど大容量のSDXCに対応しているとは思いますが、お持ちのカメラが販売から時間が経っているものならばSDXCカードに対応していないかもしれません。

必ずカメラメーカーのサイトでお持ちのカメラの使用ページを確認しておきましょう。

  • SDカード対応カメラ:SDカードのみ
  • SDHCカード対応カメラ:SD・SDHC対応
  • SDXCカード対応カメラ:SD・SDHC・SDXC対応

カメラに最適な容量とは?

1日で何枚撮影したいのかっていう選び方でOK!

僕はニコンD5600を使っているので、1枚当たりのJPEG容量をニコンウェブサイトで調べてみると1枚約13.4MB、16GBのSDHCカードなら929枚撮ることができます。

※2,400万画素 JPEG FINE Lサイズの容量

RAWファイルで撮影するなら1枚の容量がJPEGよりも大きいので32GB以上のもの購入しましょう。使っているカメラの1枚あたりの容量はメーカーサイトで調べることができます。

JPEGファイルとRAWファイルの違いは簡単に説明すると以下の通り。

  • JPEGファイル→撮ったままSNS等シェア可能
  • RAWファイル →撮影後にLightroomなどレタッチソフトで調整してJPEGファイルに書き出ししてやっとスマホで見ることができるファイル

RAWファイルはJPEGファイルよりも容量が4倍ほど大きいので、撮影後のパソコンソフトでレタッチを考えていないのならRAWファイルは使わず JPEGファイルで撮影をしましょう。

RAWファイルの方がキレイに撮れるというわけではありません。

SDカードの転送速度

次のチェックポイントはSDカードのデータをやりとりする転送速度です。

SDカード画像

こちらのSDXCカード。ぱっと見た感じ『45MB/s』って数字が転送速度かな? というのがわかりますが、

  • 最大読み出し速度が45MB/秒
  • 最低保証書き込み速度が10MB/秒

というのがSDカードの外観からわかります。

重要なのは書き込み速度の方で、書き込み速度が遅いとカメラのスペック通りには連写できず、途中で息切れを起こしてしまいシャッターチャンスを逃してしまいます。

対して読み出し速度とはSDカードに保存されているデータをパソコンへ読み出すときの速度です。

書き込み速度と読み出し速度

最近ではデジカメで動画を撮る人も増えているのでSDカードの転送速度は必ずチェックすべきポイントです。

  • SDスピードクラス
  • UHSスピードクラス
  • ビデオスピードクラス

3つのスピードクラスがありますが、今回は写真撮影に重点をおいたSDカード選びということなので、8K動画など大容量の高精細動画に対応したビデオスピードクラスに関しては割愛させていただきます。

SDスピードクラス

ますは『SDカードスピードクラス』というところを見てみましょう。

SDスピードクラス説明

『10』という数字が記載されているので『CLASS10 』というのがわかりますね。

SDスピードクラスに表示されている数字でSDカードの最低書き込み速度がわかります。

  • CLASS2 = 2MB/秒
  • CLASS4 = 4MB/秒
  • CLASS6 = 6MB/秒
  • CLASS10 = 10MB/秒

この数字は最高速度ではなく最低限保証された書き込みの速さです。

最近のカメラは2,000万画素超えが当たり前になってきているし、動画撮影もガンガンやりますよね。ここはマストで『CLASS10』を選びましょう。

ていうか、カメラ売り場に置いてあるSDカードは『CLASS10』がほとんどです。

逆にそれ以外のSDカードを探す方が難しいんじゃないかな?

中にはSDスピードクラス自体記載されていないSDカードもあって、これはもうCLASS10が当たり前ということでSDスピードクラスの記載をやめてしまっています。

でも一応、SDスピードクラスをチェックしておきましょう。

買うのは『CLASS10』です。

UHSスピードクラス

SDスピードクラスの他にUHSスピードクラスというのもあります。これは最近登場した規格になり、SDスピードクラスよりも高速で、UHS規格に対応した機器で使用する必要です。

UHS規格説明

UHSスピードクラスが『U1』UHS-I規格というのがわかりますね。

それでは順番に説明していきます。

UHSには3種類の規格がある

これまた混乱してしまいそうなのですがUHS-IとUHS-II、最近はUHS-IIIまで登場しております。数字が大きいほど最大転送速度が速くなります。

  • UHS-I = 104MB/秒
  • UHS-II = 312MB/秒
  • UHS-III = 624MB/秒

理論上なので実際にはここまでの速度が出ませんがSDスピードクラスよりも速くなります。

ちなみにそれぞれの『UHS-I』から『UHS-III』までの規格は全くの別物で端子自体が異なります。UHS-I対応のカメラにUHS-IIのSDカードを使っても本来の性能は出せません。

UHS-IIの本来の性能を引き出すにはUHS-IIに対応した機器が必要です。

と、UHS規格の説明をしましたが、実際のところスペック的にUHS-Iで十分の性能です。

UHS-IIに対応したカメラはニコンではD500とD850ぐらいだし、UHS-IIIなんかは登場したばっかりなので対応するカメラ自体ないんじゃないですかね?

ということで無理に値段の高いUHS-IIを買うのではなく『UHS-I』を選択しましょう。

UHSスピードクラス

UHS-IやUHS-IIの規格とは別にUHSにも最低書き込み速度を保証するスピードクラスがあります。

  • UHSスピードクラス1 = 10MB/秒
  • UHSスピードクラス3 = 30MB/秒

注意すべき点は「UHS-IIIだと思ったらUHSスピードクラスが3だった」というオチ。恐らく間違うことは無いとは思いますが、UHSスピードクラス3とUHS-IIIは別物です。

より速い『U3』で間違いはありませんが、恩恵を受けるのは4K動画撮影ぐらいなので、値段の安い『U1』でも十分。

パッケージに記載されている転送速度

SDカードに記載された転送速度

パッケージに記載されている転送速度は製品の優位性を示した最高転送速度なので必ずしもこの速度が出るとは限りません。

  • 最大の読み出し速度が45MB/秒

ということです。

300xの倍率表示はCD転送速度の150KB/秒を基準にかけた数字
「300x」なら150KB×300で45,000KB/秒 = 45MB/秒ということですね。

SDカードのメーカー

メーカーでSDカードのスペックは変わりません。各メーカーどれも数字通りの速度が出ますが、メーカー選びでポイントなのはSDカードの耐久性と信頼性です。

メーカーによっては異常に値段が高いものあるし、アマゾンでノーブランドのものを探せばタダ当然のようなSDカードもあります。

SanDisk(サンディスク)が信頼性No.1

記憶媒体、ストレージを専門とするメーカーなので信頼性はサンディスクが1番です。日本のメーカーでは半導体を専門としている東芝。あとはソニーも信頼性が高いです。

激安SDカードはどうなの?

アマゾン限定で販売されている、比較的値段の安いトランセンド製のSDカードがあります。転送速度などスペック的には満たしてはいるのですが、どうもハズレを引いてしまったのか僕のカメラには相性が悪かったです。

旅先の撮影でこんな表示が出ると生きた心地がしません。

SDカードが認識されません

値段の安さだけに惹かれて買ってしまうと、何百枚も撮影した挙句SDカードが壊れるという最悪の終焉を迎えることもあります・・・。恐ろしい。

決してトランセンド製SDカードの品質が悪いわけではありません。

ニコンではメーカーサイトのカメラ仕様ページに「仕様できる記録メディア」として記載があるので、安心してSDカードを購入するなら一読しておくことをお勧めします。

SDカードの選び方まとめ

ということで、以上をまとめまして一眼レフに見合ったSDカードを最後に紹介して終わりにします。

  • 容量は32GBを選んでおく
  • CLASS10必須
  • UHS-I対応
  • 4K撮るならUHSクラス3
  • できればサンディスク製

上記を満たしておれば間違い無いということでオススメのSDカードを紹介したいのですが、アマゾンで販売しているSDカードは並行輸入品が多数を占めております。

並行輸入品の注意点はメーカーのサポートが受けられないこと、ニセモノをつかまされる可能性があるということです。このことをご理解の上、並行輸入品を買いましょう。

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